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日ロ協会が支援する冷凍ホラアナライオンの研究に関する記者会見が行われました。

日ロ共同チームによる冷凍ホラアナライオンに関する記者会見が6月3日(月)、東京都港区にある駐日ロシア大使館にて行われました。
本研究は日本ロシア協会会長代行兼東京日本・ロシア協会会長を務める半田晴久氏の支援のもと続けられています。

ホラアナライオンは約1万年前に絶滅したとされる動物で、名前のとおりホラアナライオンは洞穴で生息し、マンモスなどの大型動物を捕食して生活をし、当時の食物連鎖の頂点に君臨していたとされるが、その生態は謎に包まれています。
今回発表された標本個体は、昨年7月に日本の東京慈恵会医科大学の鈴木直樹教授と、ロシアサハ共和国科学アカデミー動物学研究所博物館館長のアレクセイ・チホノフ博士らによる協同チームにより、シベリアのインディギルカ川支流の永久凍土から発掘されたものです。

会見では、研究の結果、標本個体は約3万年前に生息していたホラアナライオンであることが分かりました。標本の体長は約40センチ、体重800グラムのメスの子どもで保存状態も非常によく、筋肉や心臓、内臓も残っていることが確認できたとのことです。
また、今回発見されたホラアナライオンの発掘場所近くから、約3万年前のものとみられる冷凍オオカミの頭部も見つかったとのこと。こちらは頭部のみの発見でしたが、牙や軟組織も残っており、ここまで状態の良いまま発掘されたのは初めてとのこと。
今回の研究結果を通して鈴木教授は、「近い将来ホラアナライオンの生態系が分かる様に努力してゆく」と将来の研究の期待を語っていました。