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親睦のつどい2023立夏 講演会&懇親会を開催

 5月16日(火)、東京千代田区の紀尾井町サロンホールにおいて、「親睦のつどい2023立夏 講演会&懇親会」を開催しました。
 講演会は地方発の民間交流活動を知ることを目的に2015年の発足以前からウラジオストクとの温かい交流を続けてきた秋田日ロ協会の佐々木三知夫理事長にご登壇頂き、「縁・運・恩の対岸交流 2つの条約締結」と題し、《縁を生かし、運を呼び込み、次世代に恩をおくる》活動を紹介して頂きました。

 1932年秋田県由利本荘市深沢海岸沖に漂着した露国遭難漁船に対して村人たちの善行が数十年後の慰霊碑建立活動へ導き、そこでの縁がロシア沿海州との交流、2015年の秋田日ロ協会の発足へと繋がりました。発足後のロシア沿海州産業文化交流団の4度の派遣、秋田犬を通しての親善交流、日ロのヨット青少年外交など様々な対岸交流はどれも縁を生かした温かい人間の輪によって作られたものであり、国内においても埼玉や下田の地方協会と連携しながらシベリア抑留日本人慰霊碑の敬拝活動、下田歴史研修活動など行われていることが紹介されました。

 現在は対岸交流活動も思うような形では行うことができていませんが、講演会の最後には長く親交のある沿海州露日協会からのメッセージが紹介され、築かれた温かい友好関係と協力関係は変わることなく、困難な状況においても維持し継続していくことの大切さを参加者と共に再確認する機会となりました。