イベント

【ご報告】亀山郁夫講演会を開催しました

 3月1日(土)、公益社団法人 国際文化会館において、ロシア文学・ロシア文化研究の第一人者で名古屋外国語大学学長の亀山郁夫氏をお迎えし、「黙過と想像力 私のロシア文学60年」と題した講演会を開催しました。

 講演会冒頭、亀山先生は昨年末にご受賞された日本ロシア文学会大賞について触れ、これまで支えていただいた恩師、友人、多くの方々への謝意を述べられました。

 講演会は、ドストエフスキーの作品を考える上でキーワードとなる黙過について、ご自身の研究の経歴や体験エピソードも交えてお話ししていただきました。また、物理学者のオッペンハイマーと黙過、そしてドストエフスキーとの関係性についての興味深い考察もありました。

 講演会には、亀山先生が東京外国語大学の学長時に同校で教鞭を執られていた日露交流史をご専門とされているエレオノーラ・サブリナ先生にもご臨席いただきました。
 講演終了後には、亀山先生とサブリナ先生を囲み参加者の皆様との懇談会を設け、質疑応答と歓談の時間としました。懇談会は終始和やかな雰囲気で、両先生とゆっくりとご歓談や情報交換ができ、参加者の方々にとっても有意義な時間となりました。
 お忙しい中ご参加いただいた皆様にはあらためて感謝申し上げます。

 日本・ロシア協会は今年創立60周年を迎えます。今後も関係者の皆様のご協力を賜りながら、地道に交流事業を継続して参ります。
 引き続き、当協会の活動にご理解ご賛同を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

講演会様子懇談会様子